こんにちは。ArchNurse編集チームです。
看護師から企業への転職活動で、めでたく内定をもらえてもすぐに内定承諾をするの危険です。転職活動が大変だったり今の職場をとにかく早く辞めたいという場合、すぐに内定承諾をしがちですが、それではミスマッチが起きやすく転職先でも同じ状況にもなり兼ねません。ですので内定承諾は一度冷静になりしっかり考えた上で慎重な判断をする必要があります。
この記事では、内定をもらえてから承諾に至るまでに考えるべきプロセスとポイントをまとめましたので参考にしてください。
内定を承諾する前に大切な4つのSTEP
退職理由の整理
内定承諾時には、改めて退職理由を振り返ることが大切です。転職する動機は、環境や待遇面、キャリアアップなど様々な理由がありますが、具体的に自分の退職理由を整理しておくことで、転職先でのキャリア形成にも役立ちます。具体的には、以下のような項目で考えてみるよよいでしょう。
- 仕事内容への不満:現職での業務内容に対する不満があれば、それがなぜかまで明確にする。
- 人間関係の問題:上司や同僚との人間関係に問題がある場合、その原因を深掘りする。
- 給与や待遇:給与や福利厚生の何が不満だったのか具体的にどうなれば良かったのかを明確にする。
これらを整理することで、内定先でそれが解決されるかを判断しやすくなります。
プライベートで大切にしたいことを整理
自分にとって大切なプライベートを充実させられるかどうかも、企業転職の内定受諾を決める上で重要な要素です。具体的には、以下の点を整理してみましょう。
- 家族との時間:家族との時間をどの程度確保したいか、そのために必要な勤務時間や休日の条件を考える。
- 趣味やリフレッシュの時間:自分の趣味やリフレッシュのためのいつ、どれくらいの時間が欲しいかを考える。
- 自己研鑽の時間:資格取得やスキルアップのための時間が確保できるか、そのためのサポートがどれくらい必要かを考える。
これらを整理することによってその企業での働き方が自分のライフスタイルに合っているかどうかを見極めることができます。
希望条件の優先順位を整理
自分にとっての希望条件を洗い出し、そのなかでの優先順位を決めましょう。以下のような項目を参考にしながら、自分にとっての希望条件を整理してみましょう。
- 年収:自分が希望する年収がどれくらい大切かを確認する。
- 勤務時間:フレックス制度やリモートワークの有無など、勤務形態の重要性を確認する。
- 福利厚生:健康保険、退職金制度、育児支援などのどのような福利厚生が自分に大切かを確認する。
- 職場環境:オフィスの立地や雰囲気、自分が働きやすい環境があることの重要性を確認する。
これらの希望条件で何が優先順位が高いのか、そして優先順位が高い条件が内定先の企業でどれだけ一致しているかを確認することで適切な判断ができます。
その企業で叶うこと、叶わないことの整理
内定をもらえた企業の条件をこれまで整理してきたことと照らし合わせて、その企業で叶うこと、叶わないことをチェックしてみましょう。
- 退職理由となった問題は解決されるのか
◎|〇|△|× - プライベートは充実できるのか
◎|〇|△|× - 優先順位の高い希望条件は叶うのか
◎|〇|△|×
チェックをしてみて全てが◎になれば完璧ですが、おそらくそんなことはないかと思います。ただ、このようにSTEPを踏まえて叶うこと、叶わないことを理解することで、内定承諾するにしても正しい期待値で納得して入社ができるようになるでしょう。
自分が純粋な気持ちで納得できる選択が大切
内定承諾をする前に、自分が本当にやりたいことや、自分にとって大切な価値観を改めて考え整理することはとても大切です。自分自身が納得できないまま内定承諾をして入社をしても、将来的に不満やストレスを抱えることになる可能性があります。内定をもらえた企業が自分のキャリアやライフスタイルに合っているかどうかを十分に検討し、自分が納得できる選択しましょう。