看護師のキャリア形成に重要!これからの時代に必要な考えが学べる”計画的偶発性理論”

計画的偶発性理論

こんにちは。ArchNurseのけんいちです。

こちらの記事では計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)というキャリア理論を紹介したいと思います。この理論は私がキャリアコンサルタントの勉強をしていたときに知り、自分自身でも大切にしているキャリア理論の1つです。そして、専門職である看護師の方にも是非知って欲しいと思いまとめてみましたので、皆さんがキャリアを考える際の参考になれば嬉しいです。

目次

計画的偶発性理論とは

計画的偶発性理論とは、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授らが提案したキャリア論に関する考え方。 個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。

ウィキペディア

この理論は1999年に提唱された比較的新しいキャリア理論で、私が好きなポイントは待っていれば良いキャリアになるということではなく「偶然は自ら引き起こすことが大切である」とされているところです。その偶然を引き寄せるためには次の5つの行動が大切です。

計画的な偶発に必要な5つの行動特性とは

  1. 好奇心(Curiosity):新しいことに興味関心を持つこと
  2. 持続性(Persistence):すぐあきらめずに努力し続けること
  3. 柔軟性(Flexibility):変化を恐れず行動変容を起こすこと
  4. 楽観性(Optimism):良い状態に向かうだろうと前向きに考えること
  5. 冒険心(Risk Taking):失敗を恐れずに挑戦をすること

これらの行動によって計画的に偶発性を引き寄せて自分のキャリアを良いものにしていくということが大切になります。

なぜ看護師に必要なのか?

5つの行動特性について看護師のキャリアと照らし合わせてみました。お1人ずつと話をしていけばもちろん当てはまらない方もいますが、看護師全体で捉えたときにはこういう傾向があるというまとめですので、あまり深く考えすぎずにサラッと読んでいただければと思います。

1.好奇心

看護師は、勤務時間が不規則でコミュニティも看護師や医療業界に偏りやすいと感じています。そういった背景から、新しいことに興味を持つ機会が少ないのかもしれないと感じています。

2.持続性

看護師は、国家資格を取るために知識を学んだり臨床を経験したりという過程を経て、専門分野で仕事をしているという時点で持続性という点については非常に長けている方が多い。

3.柔軟性

看護師は社会的ニーズが高い職業のため、業界や職種を変えるという変化をリスクだと捉えやすくキャリアチェンジに対して抵抗を持つ方が多いと感じています。また、周囲からも「せっかく看護師を取ったのにもったいない」といった目でみられることが多いことも行動変容を起こす際の壁になっていると感じます。

4.楽観性

看護師は、ミスが許されないという仕事の特性上、日々の業務で危険を冒して挑戦したり、根拠もなく楽観的な判断をすることはできない。そういった背景から自身のキャリアについてもそのような思考になる方が多いと感じています。

5.冒険心

看護師は、安定志向の方が多いです。もちろん子供の頃からの夢だった。とい方も一定いらっしゃいますが、多くの方が周囲からの勧めであったり、何か手に職をつけておきたいから看護学校に進学したという方が多いです。こういう背景から「挑戦する」ということに対しては少し億劫になってしまう方も多いのかなと感じています。

これらをまとめて考えると、看護師のキャリアにおいては、クランボルツが大切だとしている行動変容を起こし辛い環境があるのではないかと考えています。だからこそ、看護師の方は資格というアイデンティティを越えて、自分らしいキャリア歩んでいくためには、計画的偶発性理論を理解して自ら行動を起こしていく必要があるのではないでしょうか。

自分らしいキャリアを実現している看護師の特徴

私はこれまで多くの看護師の方のキャリア支援をしてきました。その中で自分らしく笑顔で働かれている看護師の方にもたくさんお会いしました。その方たちに共通している行動や考え方がまさにこの計画的偶発性理論だと感じました。そこで、繰り返しにはなりますが、多くの看護師の方にこの計画的偶発性理論を知ってもらい、5つの行動特性についても考えてもらうことが大切だと感じ今回の記事を書きました。

5つの行動特性の中でも、私が特に大切だと感じているのが「好奇心」です。その理由は、笑顔がキラキラしている方って自分の好きに対して貪欲でまっすぐで迷いがないと感じることが多く、その起点となっているのが「好奇心」だと感じているからです。

ここまで読んでいただいて、計画的偶発性理論の大切さについてなんとなくでも理解していただけたでしょうか?もし少しでも何かの気づきを得てもらえたら嬉しいです。

さいごに

ArchNurse(アーチナース)でも笑顔で働く看護師を増やすために「5つの行動特性」を大切にしながらキャリアの選択肢を広げる場を提供し続けていきたいと思っています。

また、ArchNurseでは、看護職がふらっと立ち寄り、フラットにキャリア交流ができるふらっとなかめという空間を提供しています。
ふらっとなかめでは様々な領域で働く看護師・保健師・助産師の話を聞くことができます。気になる方はこちらの記事も読んでみてください。

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この記事を書いた人

けんいちのアバター けんいち キャリアコンサルタント

紹介会社で10年間、看護師の転職支援に携わる。
看護師のキャリアコミュニティ「ArchNurse」を立ち上げ、現在は産業保健、健康経営関連サービスの企画職として従事。

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