保育園看護師で得たパラレルキャリア

今回のリアルキャリアストーリーは、小児に対しての熱い想いを持った「もちこさん」です。大学病院の病棟から保育園看護師と働き方を変えながら自分の時間を作り出してやりたいことを実現されている素敵なキャリアだなと感じましたので是非、みなさんのキャリアの参考になれば嬉しいです。

インタビューした方

もちこさん
看護師7年目、大学病院小児科勤務→保育園看護師+看護師ライター+訪問看護師、その子らしさを大事にしたい。

  1. 大学病院 小児病棟 5年
  2. 保育園看護師 2年 (副業)ライター、ブログ、訪問看護
目次

看護師を目指したきっかけと希望していた小児への配属

ーー看護師になろうとおもったきっかけはなんですか?

最初は「かっこいい」なという憧れから始まって、高校が理系で、生物も好きだったとのとクラスに看護師志望の子がいたりもあって、進路選択の時には自然と看護師になろうと思ってました。あとは、安定している職業というのもあったと思います。

ーー学校はどんな基準で選んだのですか?

看護学部だけではなくて他学部や医療系でも他の学部もあるようなところを選んでました。チーム医療も学べるし、いろいろな学部がある学校のほうが交流の幅も広がって視野が広がると思っていました。結果的に大学の4年間は人間関係にも恵まれて充実して過ごせました。

ーーそこから大学付属の病院にいったのですか?
いえ、違う病院を選びました。

ーー珍しいですね!!それはどうしてですか?

1番は立地ですね。大学も付属の病院も田舎で周りになにもなかったのでもっと都会に出たいという思いがありました(笑)あと、小児を希望していたのでこのまま付属の病院で小児にいくなら同期もほぼ顔見知りという中で、人間関係は良かったけどこのまま居心地の良い状態でいいのか?という危機感のようなものもありました。新しい環境や人に出会ったりすることが好きだったので、違う環境に出た方が良いかなと考えていましたね。

けんいち

多くの方が自分の大学病院にそのまま就職をするなかで、ある意味「安定の場を捨てて」外に出るという意思決定ができるのはすごいですね。

ーーその大学病院はどうやって選んだんですか?

小児にはこだわりたかったので小児の配属が通るところで選びました。先輩の情報で外部の学校からの新卒の希望配属を優先してくれるところがあると聞いて、実際に看護部長にも聞いてみたら志望が通りそうだったのでそこに決めました。

大学病院から保育園看護師への転職のきかっけ

もともと5年働けば1人前になれるかなと思っていたので5年は1つの区切りにしていたのかもしれないです。プリセプターも経験して、何か特別な不満があった訳ではないですがそろそろ次に行きたいなと自然と転職を考え始めました。
ただ全く不満がなかったという訳ではなく、この職場で一生働き続けることはないという思いもありました。

一生働けないと思った理由

・妊娠出産を経験しながら働いている諸先輩の働き方
・40歳を超えて体力的に辛くなっても夜勤には入らないといけない働き方

あと10年は働けるけど本当にそれでいいのだろうか?と思うようになりましたね。

ーー転職はどんな軸で探しましたか?

小児に関わるということは軸にしてました。副業や起業にも興味があったので自分の時間も大切にしたいという思いがありました。そこで「保育園看護師」というキャリアを選択して小児と自分の時間も作れる意思決定をしました。

ーー実際に転職をしてみてどうでした?

病院の働き方じゃないと自分の時間がこんなにできるんだ!とびっくりしました。もちろん収入面は下がりましたが、それでもやりたいことをできる時間が増えてとても充実したと思います。

ブログ→ライター→訪問看護師

ーー自分の時間で始めている副業についても教えてください。

もともとブログは読者として好きだったので時間ができたからやってみたいと思って趣味の感覚で始めました。そこで、アメブロでは雑記たったのですが小児のテーマでも書いていきたいと思って新しくワードプレスでも始めてみました。

ーーワードプレスは自分で全部やってるんですか?

そうなんです!最初は全然分からなかったけど投資だと思って全部自分でやりました。YouTubeとか見ながらやればできるかなと思って。最初は時間かかりましたけどやって良かったと思います。ライターもブログと並行しながら進めてみました。書くことを仕事にすることもできるかなと思ってクラウドワークスやランサーズで自分で案件を見つけてやってました。

最初は0.5円/字で収入としては決して高くはなかったですが、それから単価も徐々に上げていくことはできてます。ただお金よりも得られる学びが大きいですね。
あとは最近、小児の訪問看護も始めました。自分のみている小児の分野はまだまだ狭いと思っていて、小児についてもっと知りたいという純粋な気持ちがあって、最初はベビシッターとかで探していたら、小児専門の訪看が出てきてこれだ!と思って速攻で応募して1週間以内には勤務スタートしてましたね(笑)

これからのキャリアについて

小児に携わりたいということはブレないのですが、これからどうしたいとかまだ正直分からないですね、逆にどうしたらよいでしょうか?(笑)もしかしたら小児の訪問看護にシフトするかもしれないですし、本当にどうなるかまだ分からないですね。やりたいことをいろいろできている今は充実しているのでしばらくはこのような働き方をしているんだと思います。

さいごにインタビュー所感

大学を選ぶ時から今のキャリアに繋がるまで一貫しているのは「現状に満足しない」ということだと感じました。今の環境が悪いからではなく、現状の居心地が良くなるとそこに危機感を覚えて自らその環境を変えようとする力。まさにコンフォートゾーンからの脱却。自らキャリアを切り拓いていく姿勢と看護師という資格を活かしながらイキイキと笑顔で働いている感じがヒシヒシと伝わってきてこちらまで笑顔になれました。

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