年齢 × 経験で変わる看護師から企業への転職活動のポイント

年齢×経験で変わる 看護師からの一般企業への転職活動に大切なポイント

看護師から一般企業への転職は、新たなキャリアへの一歩を踏み出す大切な決断です。

ただし、自身の置かれている状況によって異なる課題や機会があるため、それらを理解しておくことは大切です。この記事では、看護師から企業への転職を考えている方々に向けて、それらの課題や機会を説明してより良い転職活動のためのヒントをご紹介していきます。

目次

自分が置かれている状況について考えてみる

看護師からの転職を考える際の自身のポジションについてお伝えします。

キャリアは十人十色で正解はありません。ただし、より自分にあった転職活動をするためには自分が置かれている状況を理解し、市場の傾向を捉えておくことは大切だと思っています。

そこでこのマトリクスの図を使って説明をしたいと思います。

看護師からの企業転職を年齢と経験のマトリクス

看護師からの企業転職

Aゾーン – 年齢高い×スキル高い

Aゾーンは、経験豊富でスキルが高い看護師です。豊富な臨床経験を持っています。転職の際、専門性・スキルが高いことから即戦力とみなされ、高い年収を期待できます。

Bゾーン – 年齢低い×スキル低い

Bゾーンは、経験が浅く、年齢も若い看護師です。専門性やスキルは未熟なため、一般企業への転職においては即戦力人材としては見られない為、比較的転職の難易度は高いですが、第二新卒としてのポテンシャル枠で、看護師の年収より下がっても仕方ないと思えれば選択肢は少なくはありません。

Cゾーン – 年齢高い×スキル低い

Cゾーンは、年齢が高く、自身のスキル・専門性が未熟な看護師です。当たり前ですが、このゾーンにいる看護師の方の一般企業への転職は難易度が高いです。

ただ、今回の記事でお伝えしたいのは自分はCに入っていると思っている看護師の方は、自分がそう思っているだけで、実際の転職市場では「A」である(Aに近づく)ということも少なくないということです。

伝えたい大切なこと

もちろん、年齢が上がると即戦力を求められる傾向にあり、転職は簡単ではありません。ただ、それは看護師に限ったことではなく、全ての業界業種でもあてはまります。
看護師の方と話をしていると「自分は看護師しかできない」といった表現をされる方が多く、自己肯定感が低い方が多いと感じます。

ただ「看護師一筋で仕事を続けている」というのは世間一般からみたらすごいことなんです。
まずは、そんな自分に自信を持っていただくところからが転職活動のスタートになるかと思います。

それぞれの転職活動のポイント

Aゾーン転職活動のポイント

専門性の抽象化し他業界へ転用させる

看護業界で培った専門性・スキルが一般企業でどのように活かせるかを考え、市場における自分の強みを言語化しましょう。その強みは、コミュニケーション能力という抽象的な言葉で終わらせず、具体的なエピソードで語れることが大切です。
さらに、自分が進みたい分野ではその強みはどう活かせるのか。それはなぜか?この辺りを言語化できていると書類選考後の面接通過率が高くなっていくと思います。

転職エージェント・スカウトサービスの活用

転職エージェントやスカウトサービスを上手く活用しましょう。自身の進みたい分野が絞れてきたらその分野に強いエージェントを使いましょう。具体的にはその分野に進んでいる方から情報を聞くのが一番です。

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また、スカウトサービスも有効活用しましょう。スカウトサービスを使うときは職務要約ややりたいこと、経験の記載の仕方がとても大切になるので、これも実際に使っている方に相談するなどして、自身の可能性も広げましょう。

Bゾーンの転職活動のポイント

自己理解を深める

自分の価値観や本当にやりたいこと、反対に絶対にやりたくないこと。少し時間をかけて自身のこれまでのキャリアの棚卸しをして自己理解を深め、自分の今回の転職における軸を持つことが大切です。この軸がないと面接で突っ込まれた時に回答に一貫性がなくなり、選考に落とされてしまいます。

活動量をこなす

まずは選り好みせずに、カジュアル面談をしたり、いろいろ人の話を聞いてみましょう。ふらっとなかめは、企業ではたらく看護師の方や企業への転職活動をしている看護師が多く集まっています。こういった場にも是非、足を運んでみてください。

Cゾーン転職活動のポイント

自己肯定感とメタ認知

まず、自己肯定感が低いとアクションに繋がりません。仮に何かのご縁があって面接に繋がったとしても、面接でまず落とされてしまうと思います。そりゃ、自分に自信がない人を採用したいと思う採用担当者はいないですよね(自信過剰はさらに問題ですが。。。)

そこで、自分のこれまでの専門性・スキルをしっかりと棚卸しして自己評価と市場評価を正しく理解していくことが大切です。自分がやってきたことを認め、できること(Can)とやりたいこと(Will)を少しずつ見つけていくことで自己肯定感が上がり転職成功への道が切り拓かれていきます。

タイミングと人脈

年齢のことを気にして焦らないことも自分が納得できる転職のためには大切なポイントです。

また、これまでの人脈や新たな人とのつながりから求人情報を収集していくことも大切です。エージェントを活用することも大切ですが、会社を通すと人気な求人ほど倍率は高くなります。知人やコミュニティを活かしてコツコツ情報収集していくと案外コアな求人に出会えることがあります。

まとめ

看護師からの一般企業への転職は、自分の置かれた状況に合わせた戦略と自己肯定感の向上がカギとなります。ポテンシャル採用枠を活用したり、エージェントやスカウトサービスを最大限に活用することで、新たなキャリアへのステップを踏み出すことができます。
是非、自分らしいキャリアに向けての道を切り拓いてださい。

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