日本の病棟看護師から産業保健師を経て、現在はアメリカ企業の「ナースケースマネージャー」としてフルリモートで活躍するさおりさんのキャリアストーリーをご紹介します。
「海外で働きたい」「英語を活かしたい」という夢を、現地の看護師免許取得以外の方法でどのように叶えたのか。これまでの経験を武器に、LinkedInやエージェントを駆使して掴み取った新しい働き方のプロセスと、現在の仕事への想いがまとめまれています。
この記事を書いてくれた人

Saorin
セブ島|看護師&保健師🩺
海外×医療×キャリア相談 日本の看護師資格を活かしてフルリモート勤務
看護学生・看護師の進路や働き方の相談にのっています。
キャリアの変遷:臨床・訪問看護から産業保健、そして海外企業へ
最初は病棟や訪問看護をして働いていました。病気を予防して健康でいることが大切だと実感し、産業保健師になりました。海外で看護師として働く夢もあり、語学留学などを経て、現在はアメリカの企業でナースケースマネージャーとして働いています。
看護師や保健師ではどんな仕事をしていましたか?
看護師としては、救急病棟、泌尿器科と腎臓内科、訪問看護(精神訪問看護も含む)の経験があります。産業保健師では、健康経営に関する企画・運営、特定保健指導、社内報の作成、保健師セミナーを主に携わっていました。
【臨床・産業保健】現場で直面した苦労ときつかったこと
特に病棟で働いていた時は業務内容も大変でしたが、人間関係がギスギスしていて、毎日職場の人の顔色を伺うのが辛かったです。
産業保健師では、主にデスクワークなので、長時間座っていると腰の痛みが出て辛かったです。
看護の本質に触れた瞬間と仕事の楽しさ・やりがい
看護師の時は、癖がある患者さんやそのご家族でも、しっかり向き合えば心を開いてこちらの言い分も受け入れてくれたことです。
産業保健師の時は、保健師セミナーをきっかけに顔を覚えてくれて声をかけてくれたことです。また、保健師セミナーの参加者が初めは30人程度だったのが、1年後には100人の参加者が集まったことです。
ナースケースマネージャーへの転職を考えたきっかけ
語学留学後に、英語を使って看護師として働きたいと思っていました。また、家族の都合で海外に住まないといけない状況もあり、フルリモートでの求人を探していました。海外企業が多く登録しているLinkedInなら、もしかしたら就職先が見つかるかもしれないと思い登録したところ、その後エージェントからスカウトがあり、ナースケースマネージャーのオファーをいただく事ができました。
LinkedInとエージェントをフル活用した具体的な転職活動戦略
ナースケースマネージャーの転職活動はどのようにしましたか?
先程お伝えしたLinkedIn以外にも、積極的に海外就職専門のエージェントにも登録し、キャリアアドバイザーの方にも相談させていただきました。
履歴書は日本語と英語の両方を準備し、LinkedInの自己紹介なども日本語と英語の両方を設定しました。そして、つながり申請を積極的に行い、たくさんの方の目に留まるよう努力しました。
面接対策は、語学留学でも少し練習したのと、あとはSNSやChatGPTを使い、想定される質問の検索、英語での面接練習をひたすらしました。また、あらゆる質問に答える事ができるよう、自分の経験の棚卸しを行いました。
アメリカ企業のナースケースマネージャーとして働く現状と本音
良いこと、苦労していること
良いことは、全く新しいキャリアを築けたことです。また、色んな国籍の同僚、会員様と関わることができ、刺激的な仕事だと思います。
苦労していることは、アメリカの企業文化や新しい分野を英語で学ぶことです。特に初めの2~3ヶ月は仕事が終わっても、研修内容を何回も見返したりしていました。
転職してみて気づいたこと
現地の看護師資格を取得する方法以外にも、日本の看護師資格が活かせる方法があること、海外にはまだ知らないポジションがあることに気づくことができました。また、長年英語を学んできてよかったと実感しました。
今後の展望:正社員への挑戦とキャリア支援の環境づくり
これからやりたいことはありますか?
今の仕事は業務委託の契約ですが、いずれは正社員を目指したいと思います。
また、有難いことに私の仕事に興味をもってくださる方が多く、相談をいただくようになったので、私の経験を元にキャリアの相談ができる環境を整えていきたいと思います。

